知床五湖 [スポット~オホーツク] | 北海道PucchiNet
「神様が五本の指を突いて五つの湖が出来た」。これはアイヌ民族に伝わる話だが、知床五湖(=しれとこごこ)とは、その通りに5つの湖が密集しているところ。「知床八景」のうちの一つであり、知床エリアの代表的観光名所である。けっこう人気が高いので観光バスもひっきりなし。年間50万人が訪れる。原生林に囲まれ、5つの湖がひっそりと綺麗な水をたたえている・・・。しかも湖面には知床連山のさかさまの景色が写っていて、大変幻想的でため息必至な風景を楽しめる。
湖それぞれの名前は、いたってシンプル、っていうか何も考えてないだろといわんばかりに、「一湖(いっこ)、二湖、三湖、四湖、五湖」である。写真撮影は欠かせない。ちなみに、これら五湖に流れこむ川がない。それでも湖水� ��かれないのは、地下水がくぼ地から湧き出しているため。標高は200メートル以上のところにあり、すべての湖が標高239mである。
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ルート
ルートだが、5つの湖すべてを回って、3kmを「1時間~1時間半で一周」できる(一湖→五湖への一方通行。五湖はほとりに出るには横道にそれなければならない)。ただし、お時間のないあなたのために、とっておきの「30分コース」も用意。これだと一湖と二湖だけしか見れないがお許しを。でもゆっくり見たいよね、ということで1時間コースをオススメ。散策路は狭く、またところどころ道の先がどっちかわからないところもあるので注意。動植物も豊富で出会えるチャンスが大きいのだが、「ヒグマ」が出没するので注意が必要。しかも最悪、三湖、四湖、五湖のルート、または全面が閉鎖されることもあるので、あらかじめチェックしおこう。ちなみに2004年度は6~7月に41日間、2005年度は7日間、2006年度は4日間、2007年度は6~7月� �33日間全面閉鎖している。北東部に電気柵を設けているものの熊出没の危険は依然としてある。
一湖から五湖までの散策路の途中にそれぞれ豆知識の看板がある。たとえば、知床五湖には流れ込む川がないのに湖の水がかれないのはなぜか、またこのあたりの開拓をした名残の笹の葉などなど。散策路はけっこう湖のそばを通るもので、少しでも踏むところを間違うと湖に落ちてしまう可能性がある。
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さらには、ツアーガイドの集団がけっこうな割合でいる。しかもその集団がいると、ただでさえ狭い探勝路がなまら狭くなる。まー、ちゃっかりガイドさんの説明を盗み聞きしながら通り抜けよう。よく見る知床五湖の有名な風景を見れるポイントは、一湖を半周する遊歩道の最後のほう、そして二湖の展望地。五湖のうち最大は二湖で、最小は五湖。
一湖データ:標高239m、面積1.8ha、周囲0.7km、水深3m
二湖データ:標高239m、面積5.3ha、周囲1.5km、水深4m
三湖データ:標高239m、面積3.2ha、周囲0.9km、水深3m
四湖データ:標高239m、面積2.1ha、周囲0.7km、水深3m
五湖データ:標高239m、面積0.8ha、周囲0.4km、水深3m
ちなみに、一湖だけを見れる遊歩道は高さ2mほどの高架式になっていて約200mあったのだが、一湖の西側まで約450m延長工事(2008年~2010年3月23日完成・全長799m・幅1.8m・高さ2~5m・カラマツやトドマツ製・7000ワットの電気柵あり)がなされた。これは頻発するヒグマ出没回避策、および観光客の植物踏み潰し対策である。駐車場から250mに「連山展望台」、480mに「オコツク展望台」、800m地点に「湖畔展望台」があり、終点まで往復1時間見ておくと良い。
2011年5月から、一湖以外は有料とし、入場規制が行われる。5月10日~7月末までは「ヒグマ活動期」であり、ヒグマ対処法習得者同伴に限り3~5湖を散策できる。ただし1日300人限定で大人500円、12歳未満250円。
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8月から10月20日までは「植生保護期」は有料レクチャー受講者に限り散策できる。ただし1時間300人まで、1日3000人限定で、大人250円、12歳未満100円。それ以降、10月21日以降閉園までは自由である。(特例時期あり) ただしこれらの規制は地上散策路に限ったものであり、2010年完成の高架式木道(一湖限定)は、冬季以外はだれでもいつでも無料で利用できるので、こちらを利用しよう。
レストハウス
知床五湖への散策路の入り口は大きな看板があるのでわかりやすい。ちなみに、その横にあるレストハウスをはさんで反対側には、展望台への遊歩道もある。ここの行き止まりの展望台まではすぐで、一湖だけを見ることができ、また知床連山も見ることができるが、あまり納得はいかないかもしれない。
駐車場のある入口にはレストハウスもあって、「はまなす&コケモモソフト」なんていう奇妙なアイスもあるし、「こけももタルト」といううまそ~なみやげ物もある。土産としては「知床の詩・知床五湖の詩」という知床銘菓もいい。そこから10分歩いてようやく1湖にたどりつくようになっている。文句を一つだけ・・・駐車場有料だし・・・ブツブツ。
知床五湖は、そこへ通じる道路約5kmも含めて冬季閉鎖されている。道道は除雪がなされない。しかし、2008年2月から3月限定(3年間の試験期間)で、ガイド引率を条件に冬季訪問を許可している。雪上を歩くことになるが、これまで白銀の知床五湖は一般人が見ることができなかったため、チャレンジしてみるのも良いだろう。
定番度 | ★★★★ |
オススメ度 | ★★★★★ |
住所 | 網走管内斜里町大字遠音別村字岩尾別 |
アクセス | 斜里町ウトロ市街地から国道334号線経由で知床峠方面へ。知床公園線との分岐点で左折、知床公園線行き止まりまで行く。車で20分。バスも運行されている。 |
訪問最適時期 | 秋は知床連山などの紅葉で大変綺麗。夏もいい。ヒグマ出没対策のため朝方や夕方は単独行動禁止でお願いします。 |
営業日/時間 | 4月下旬~11月下旬(ヒグマ出没により一部閉鎖可能性あり)、駐車場は7:30~18:00までだが18:30で閉鎖。 |
滞在時間(目安) | 30分~1時間半程度(個人差あり)。 |
必要経費 | 駐車料金410円(バイクは100円)。 |
駐車場 | 100台(有料)。 |
公式サイト |
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