フーバー
1924年BOI(Bureau of Investigation)第六代局長
1936年FBI 初代局長
BOIおよびFBIは司法局の一部局ゆえ長官ではなく局長です
司法長官の部下です。
でもこのサイトではややこしいのでなじみのあるFBI長官表記です。
なおイーストウッドの雄姿を拝見たい方、いましばらくお待ちを!
イーストウッド父役
エイミー・アダムス娘役
ジャスティン・ティンバーレイクライバルスカウト役
TROUBLE WITH THE CURVE
トラブル・ウィズ・ザ・カーヴ
2012年9月28日米公開!
J・エドガー関連
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がぉおっぉぉぉぉ!!!!!!!!!
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フーバー映画のキャスト・キャラ
ケネディ一家とフーバー
デリンジャー
映像集
イーストウッドが描くFBI初代長官J・エドガー・フーバー(youtube 日本語字幕つき)
・2011年1月8日 nymag.com他配信
オスカーシーズンたけなわで忙しい「ソーシャルネットワーク」の主演アーニーハマー。次回作「J.Edgar」に関して話してくれた。
脚本は物語は主に二人の若い時代を描いているが、フラッシュフォワードで、時に二人の70代の老人のシーンが挟まれるという。
「僕はクライド・トルソン役を彼の老人時代までやるんだよ!。メイクアップに関することは数週間後に始まる。今は衣装合わせをしているところなんだ。」とハマー。
ジュディ・デンチの役はフーバーの母親役で"本当に完璧な役だよ"とデンチのキャスティングに関して絶賛している。
物語については
「これはJ.Edgar Hooverの物語でもあり、FBI設立の物語でもある。どのように始まりどのように今日のような機関に成長していったか。何がフーバーという男を作ったかとかね。壮大なドラマだよ。」と話している。
・2011年1月11日 いろんなサイト配信 シャーリーズ・セロン アウト エド・ウェストウィック イン
昨年末から噂されていたシャーリーズ・セロンのJ.Edgarの出演はなし。もともとセロンはJ.Edogar出演の意思はなかったと伝えているサイトもあった。セロンは白雪姫映画に出演する。代わりの候補としてナオミ・ワッツ、エイミー・アダムスの名前が挙がっている。
またドラマ「ゴシップガール」出演のエド・ウェストウィックの出演確定。重要な助演を演じると伝えられ、役名はスミス捜査官と伝えられている。スミス捜査官は文筆であることがみとめられフーバー長官の伝記を書くことになるが、フーバー長官の知ってはいけない情報にまでたどりついてしまい・・・という役らしい。フーバーとトルソンのあんな関係やこんな関係とかを目撃しちゃうのだろうか。
ウェストウィックは1987年のイギリス生まれ。
元FBIナンバー3のW.サリバンによる暴露本「独裁者フーバー長官」によると1950年代に「大ぺてん師たち」というフーバー長官著作となっているものの、実際には5~6人の捜査官によって書かれた本が全米で大ベストセラーになったと書かれている。ただしこの本はフーバーの伝記本ではない。
・1月16日
イーストウッド監督「ヒア アフター」(2月19日日本公開)に出演しているブライス・ダラス・ハワード。パパは映画監督のロン・ハワード。
ブライスはヒア アフターのセットで初めてイーストウッド監督と会った。その時イーストウッドが父親の監督としてのキャリアを救ってくれた感じたことを思い出したと言う。
ロンハワード監督作ウィローが1998年のカンヌで上映された(注:原文で1998年となっていた。間違えと思われる。ウィローは1988年作品)。批評家向けの上映は最悪の雰囲気だった。救ったのは鑑賞していたイーストウッドだった(1988年監督作バードがカンヌに出品されていた)。
「ヒアアフターの撮影の前日は最悪の状態だった。私のオーデションはテープのみでイーストウッド監督とは撮影開始の5分前まで会ったことがなかったから。でも彼はとても素晴らしく、皆に優しさを見せていた。
私の父がまだ若い監督と呼ばれていた時、ウィローという映画をカンヌで上映した。皆大ブーイングだった。父には本当につらい状況だった。その時クリントイーストウッドが立ち上がって拍手をしてくれたの。クリントがやったもんだから、他の人も拍手をしてくれた。彼って人のためにしてくれるの」とブライス。
その後ロン・ハワードはアポロ13」や「天使と悪魔」「ダヴィンチコード」などの大ヒットメイカーとなった。イーストウッドとも仕事をしており、映画「チェンジリング」の監督をイーストウッドに依頼。ハワードのイマジンエンターテイメントとイーストウッドのマルパソが共同制作をした。
エドガーフーバー映画の「J.Edgar」も同様で二社の共同制作。チェンジリング同様イーストウッド監督、ハワードがプロデューサーになっている(イーストウッドはプロデュース兼任)。
ハワードの監督最新作は2011年1月日本公開の「僕が結婚を決めたワケ」。最近は大作が多いが久しぶりのコメディ。
俳優出身監督といえばイーストウッドがチャップリンとならび歴史の名を残しているが、ハワードも子役出身の監督である。
・1月19日 あっちゃこっちゃのサイト配信
Joush Lucas(ジョシュ・ルーカス)がチャールズリンドバーグ役で出演決定。
以下以前に書いたものと同じだが
"リンドバーグは「翼よあれがパリの灯だ」の台詞で有名な大西洋単独無着陸飛行を世界で初めて成し遂げたパイロット。また戦史好きには第二次世界大戦でアメリカ軍に従軍し、アメリカ兵の日本兵への残虐行為の様子が描かれている「孤高の鷲」を書いたことで知られている。
リンドバーグの息子の誘拐殺人事件は1932年に起きた。当時2歳に満たないリンドバーグの息子が誘拐され身代金の要求があった。しかし二ヵ月後息子は遺体で発見。犯人のブルーノ・リチャード・ハウプトマンは逮捕され死刑となっている(ただし捜査や裁判はかなりずさんなもので免罪であった可能性も高いと言われている)。アメリカでは誘拐は州にまたがることが多いためFBIが捜査にあたるというリンドバーグ法が成立することになったきっかけの事件。"
息子を誘拐しその後逮捕、死刑になったブルーノ・リチャード・ハウプトマンはデイモン・ヘリマンが演じる。
ルーカスはこれまで戦闘機映画「ステルス」や名作ポセイドンアドベンチャーのリメイク「ポセイドン」と超大作に主演→いまいちコケ気味?と期待されたほどの人気を得られていないアンダーアチーバー俳優と言われている。しかし期待は高い俳優で多くの映画に出演し、今後も出演が予定されている。
・1月21日
[映画.com ニュース]
クリント・イーストウッドが、米ワーナー・ブラザースが4度目のリメイクを企画中の名作
「スタア誕生」の監督を務めることが決まった。
米Deadline Hollywoodによれば、すでにヒロインは「ドリームガールズ」「キャデラック・
レコード」で映画界に進出した歌姫ビヨンセに決定。相手役の男優は未定だが、過去には
ウィル・スミスやラッセル・クロウ、ロバート・ダウニー・Jr.らの名が挙がっていた。
「スタア誕生」は、大スターの男と若い女性歌手が出会って結婚するが、妻が成功する
一方で、夫は落ちぶれていくというショービズ界を舞台にした悲恋映画の名作。1937年に
ジャネット・ゲイナー&フレデリック・マーチ、54年にジュディ・ガーランド&ジェームズ・メイソン、
76年にバーバラ・ストライサンド&クリス・クリストファーソン主演で3回製作されており、
今回が4度目のリメイクとなる。(注 四度目の映画化で三度目のリメイク)
イーストウッド監督は作曲家としても知られ、チャーリー・パーカーの伝記映画「バード」
(88)など音楽映画も手がけている。現在は、レオナルド・ディカプリオ主演でFBI初代長官
J・エドガー・フーバーの生涯を描く伝記映画「J・エドガー(原題)」のプリプロダクション中で、
「スタア誕生」はその次に着手するものと見られている。
なんでも手を出すイーストウッドだがさすがにこればっかりはびっくりな題材だ。
なお現地サイトでは撮影開始は秋、2012年公開と伝えているサイトもあった。
ワーナー映画は映画の脚本の新バージョンのために2009年9月にWill Fettersを雇っている。Fettersはロバート・パティンソン(トワイライト)主演のRemember me(2010)、ザックエフロン主演のThe Lucky One(2012年公開予定)の脚本を書いている。
プロデューサーはBilly Gerber、Basil Iwanyk、Jon Petersで1976年の三度目のバーブラストライザンド版を作った面々。
ただし現地時間21日付けKATVの記事でワーナー広報のJessica Zachollはイーストウッドとビヨンセと交渉中でまだ両者とも契約にはいたっていないと話している。
・1月23日
デニス・ルヘインの「運命の日」という2008年の作品にフーバーが出てきた。ルヘインといえばフーバー伝記映画「J.Edgar」の監督クリントイーストウッドが監督した「ミスティックリバー」の原作小説を書いた人。「J.Edgar」の主演レオナルド・ディカプリオが主演した「シャッターアイランド」の原作小説を書いた人。
「運命の日」は1919年に実際にあったボストン警察のストライキを背景に、実在の人物に架空の登場人物を絡めた壮大なスケールの人間ドラマ。スチュワートウッズの警察署長のを思い起こさせる。描いている期間は短いが警察官の父と息子の家族愛、移民、人種、思想などが絡んだ壮大な人間物語。
実在の人物は野球では当時ボストンレッドソックスに所属したベイブ・ルース。のちの大統領でフーバーをBOI長官に任命することになる当時マサチューセッツの州知事だったカルビン・クーリッジなどが登場する。
フーバーがこの物語の中でどのように描かれているかと言うと・・・・
物語は1919年ゆえ23-24歳のフーバー。まだFBIはなく前身組織BOI(Bureau of Investigation)の時代。フーバーは司法省(FBIを管轄している省)の急進派対策部の所属として登場。
物語の中でフーバーはBOI捜査官と共に行動している。
まだBOIは権限の少ない時代。主人公の警察の人間がBOIの捜査官に"捜査局は破産詐欺が担当だろ"と話している。捜査局の捜査官は"戦争が始まって権限が広がったんだ"と応えている。この物語に出てくる捜査官は共産主義者やテロ行為を追いかけている。物語中の主人公警察官のフーバーの印象が"飛び出た眼の下のくぼみは大きく垂れ下がり、黒々とうっ血している。二倍の年齢の男に見えた。"と描写されている。また"小太りの男"とも描写されている。23歳あたりからすでに小太りフーバー。ディカプリオは映画「インセプション」では14キロもの減量をさせられたと言うが、今回は撮影前に死ぬほどちゃらんぽらん食生活を満喫しているに違いない。
この小説でもフーバーはホモ濃厚として描かれている。
上記BOI捜査官のフーヴァーに対する描写では
"フーバーを同性愛とほぼ確信していた。小指を立てて紅茶を飲み、総じて好みがうるさく、せせこましく、母親と同居。あらゆる微候がそろっている。もちろんフーヴァーについては何ひとつ確かなことはない。かりに子馬にオーラルセックスをさせながら、黒人に扮して精霊を歌っているところを目撃しても驚かなかっただろう"という箇所がある。
怪獣なみの個性をもつフーヴァーとしてルヘインは描いている。
また野心的であり、戦略家としても描かれている。
ボストンで警察がストライキを起こしそうな状態の中、BOI捜査官が関与して事態の収拾に出たほうがよいのだろうかとフーヴァーに相談するとフーヴァーは
"なんのために?これはシアトルよりひどくなりえる。この国でこれまで起きたどんな事より。大衆がこの国の市や州レベルの統治能力を疑問視することになる。彼らは我々のために道を整備してくれる。タールが乾くのをまって後は車で乗り付ければいいんだ"と答え、連邦政府、連邦捜査機関という大きな権力こそが未来の力と暗示している。
なおこの小説は2008年発売。帯にサムライミ監督映画決定と書いてある。2010年のルヘインのインタビューでは
「あれは多分ぽしゃったよ。何も連絡がない。(連絡をしてみたらとの問いに)。しないよ。動きがあれば映画会社からしてくる。僕はお伺いをすることはしない。元々小説が出たときにサムライミが監督をしたくて、脚本家を雇ったからってスタジオから連絡があっただけだ」と話している。実現していたら、パプリックエネミー、J Edgar、本作と短い期間に三度もフーヴァーがスクリーンに登場するということになっていた。
ルヘインは2010年に1999年以来となる"パトリック&アンジー"物の新作を出した。日本ではまだ未出版。
・1月25日 The Film Stage配信
ケン・ハワード(Ken Howard)がJ.Edgarにキャスティング。Howardは2009年9月より映画俳優組合(Screen Actors Guild=SAG)委員長。66歳で身長2メートルの大男はトニー賞(舞台のアカデミー)、エミー賞(テレビのアカデミー賞)を受賞している。
あまり大きな役ではないと思われる。
役は元司法長官Harlan F. Stone(1924-1925)。ストーンは1924年にカルビン・クーリッジ大統領の下、司法長官となる。この一ヵ月後、ハワードは部下としてフーバーを司法省管轄であるFBIの前身組織BOIの第六代長官(正式には司法省の1部局であるFBI(BOI)なので長官とは呼ばずに局長だそうだす。)に指名する。
フーバーは1924年の五月の母の日の日曜日、母親にダイヤモンドがちりばめられたスターサファイアの指輪を貰った。お祝いである。
映画でそのシーンがあるかどうか不明だが、画としてはジュディ・デンチがレオナルド・ディカプリオに指輪をあげるのである。なんちゅー画だ。
その前日の土曜日、フーバーは規律の乱れた司法省を一新するため新長官に任命されたストーンに呼び出された。BOIのNo2だったフーバーは自分もなんらかの理由で解雇されると思ったがなんとBOIの暫定長官をやれと伝えられた。ただしストーンが就任したばかりで適切な人間に心当たりがないため、とりあえず正式なBOI長官を見つけるまでと伝えられた。暫定だったためか当時フーバーの就任は新聞などでも伝えられなかった。正式にBOIトップと発表されたのは同年12月22日。(ここまでの情報はアンソニーサマーズ著の暴露本「大統領が恐れた男」による)。多くの記録では暫定長官任命後の1週間後の5月10日がフーバーの48年に及ぶBOI→FBI長官時代の始まりの日となっている。なお撮影開始は2月5日とディカプリオがツィッターでつ� �やいた。
・1月26日 いろいろなサイト配信
Naomi Watts(ナオミ・ワッツ)がフーバー長官の秘書ヘレンガンディ役で出演することが確認された。
ガンディ(1897-1988)は21歳から54年間にわたりフーバーの秘書を勤めた(フーバーが長官になる前から)。秘書とはいえ最終的な肩書は"エグゼクティブ"だった。フーバーが死亡したあと、何十年間にも及ぶ政治家、著名人等への違法な盗聴記録や個人情報などのファイルを隠蔽した人物ではと言われている。
ガンディはフーバーが死んだ翌日にFBIを辞めその後数週間フーバーが残した書類の破棄作業に費やしたといわ、またクライドトルソンが書き残したメモを元に書かれたという「FBI フーバー長官の呪い」ではトルソンがフーバー死去の知らせを聞いた後ガンディに電話をかけガンディに"ファイルを誰の目にもとめられないよう、私自宅(トルソン宅)に配送する手続きをとるようにと伝えた"書かれている。
なおフーバーに秘密を握られている当時のニクソン大統領もフーバーの死去を聞いた後、汚い工作の専門家ゴードン・リディに"例のファイルをおさえなくてはいけない。ただし時間はあまりない。先手をうとうとするものがいるはずだ"と伝えている(アンソニーサマーズ著 大統領たちが恐れた男 より)。葬儀社がフーバーの遺体の処理にフーバー宅についたときにはフーバーの家は背広を着た15人以上の男がフーバー家の隅から隅までひっくり返した状態だったという。また隣に住む女子高生はフーバー宅から朝大きな荷物が持ち出している男達を目撃している。
・1月27日 NZcity配信
イギリス人女優Judi Denchがずっーーとイーストウッドと仕事をしたかったと話している。
「来週クリントイーストウッドの仕事でアメリカに飛ぶの。フーバーの母親役よ。なんでこの役をやりたいかって?クリントイーストウッドよ!」とDenchi。なおDenchは007シリーズにも出演し続けると話している。
「彼らが私にオファーしてくれるなら、生きてる限りやるわよ」とDench。
・1月31日 Wall Street Journal電子版 ホモはないですby監督
イーストウッドがインタビューで、映画がフーバーの女装癖、同性愛癖を深く描いているのか?という質問に
「いや、特に追求していない」と話しむしろ同性愛者としての一面を描いていないところが素晴らしいと話している。
物語は1910年代の共産主義を追うフーバーの時代から、長官に昇格し、1930年代のギャング狩り時代。1950-1960年代の政治家やセレブ、民権運動のキング牧師ら指導者への越権盗聴時代を描く。イーストウッドはフーバーがダーティハリーや許されざる者のジーンハックマンが演じた悪徳保安官のように法を超えてしまったことに魅力を感じている。
「許されざる者がすきなのもその点なんだ。保安官は単なる悪徳保安官として描かれているのではない。保安官は普通に暮らしたいと感じていた普通の人間。拳銃を町から排除したいのも彼がそれがいいと思ってやったんだ。でも彼は結局一線をこえてしまった。
フーバーにも同じことが言えると思うんだ。彼はたしかに犯罪捜査に現代的な指紋、科学捜査を使うなど頭の良いところも見せた。しかし同時に彼は王様になりたかったんだ」とイーストウッド。
・2月1日 いろんなサイト配信
第17回全米俳優組合(SAG)賞の会場でフーバー伝記映画J.Edgarにフーバー長官の相棒でもあり愛人でもあった副長官クライドトルソンを演じるアーニー・ハマーがメディアに話をしてくれた。
「キスシーンなんてないよ。"たくさんのキスシーン"があるんだよ」と笑ってハマー。
「クリントと仕事できるなんて興奮してるよ。聞くところでは彼はリハーサルをたくさんやったり何テイクも撮ったりするタイプの監督でないだよ。現場に投げ出されてその場で作りあげないといけないんだね。実は(フーバー長官役のレオナルドディカプリオ)昨日監督組合賞(DGA)で初めて会ったんだよ。確かに、仕事の話をしたよ。彼は才能ある俳優。別にびびったりしないか不安になったり恐れてはいないよ。脚本は素晴らしいよ。すべてのシーンにその存在の意味がある。とても興奮しているよ。」
・2月3日 moviesblog.mtv.com配信 アーニー・ハマー、すっかりMCハマー
全米俳優組合(SAG)賞の場でMTVの記者にも質問に答えていたトルソン役のハマー。ブレイク中スターということで、どんな脚本やどんな分野のオファーが舞い込んでいるか質問されると
ハマー「とってもエキサイティングなソフトポルノのオファーを受けたところだよ。」
記者「それはおめでたいですね」
ハマー「ありがとありがと。タイトルは"誘惑の穴蔵パートⅥ"だ。撮影はエキサイティングな島、カリブ海のアンギラなんだ。そこで9ヶ月の撮影さ」
馬鹿丸出しなハマーは話を続けて
「本当はクリントイーストウッドと仕事してるんだよ。彼のフーバー映画に。レオナルドディカプリオの相棒ってエキサイティングな役なんだ。個人的に歴史に詳しい人を雇ってるんだ。エイミーハモンド(名前がアーミーハマーに似てますけど)って今後一緒に働いてくれるんだ。エキサイティングだよ」と話していた。
・2月3日 afterelton.com 配信 脚本家"ゲイあるで"
脚本家のダスティン・ランス・ブラック (Dustin Lance Black)が" ゲイなしなんてないよ"と話している。
イーストウッドがゲイはないと発言したことにブラックは
「クリントが言ったことは、彼はステレオタイプに描かないって意味でいったんだだと思う。ちまたのフーバー像はピエロ扱いだからね。彼はそんな風には描かない。ステレオタイプのゲイには描かない。特に皆がゲイを叩くときに描くゲイ像には。人間の中にある性が現実的に描かれる。クリントとはゲイの描写に関して他の多くのエレメントと同様何度も話をしたよ」と話している。
・2月4日 Playlist online 配信
2010年4月の時点でこの映画の脚本のアーリーレビューが掲載されていた。1年前の版ゆえ決定稿でなく、今後も改定が入るだろうとしている。ディカプリオが主役ではと報道があった直後の記事。
ウルトラネタバレ 映画の内容あり
「 時代は1963年。68歳のフーバー長官がFBI広報から送られる自身の伝記本の作家を待っているところから物語りは始まる。フーバーは伝記作家に1919年から若き自分がどのようにFBIを作り上げていったかを話し出す。ブラックの脚本はフーバーがいかに優れていた人間であるかを表現している。指紋捜査などの近代捜査法を使い上司から高い評価を得ていく。その一方、私生活にも触れている。精神的におかしくなっていった父親の話。野心的な母親。秘書であるヘレン・ガンディとデートを試みた話。
ガンディとのデートシーンでは映画のテーマが見える。男の塊のようなフーバーがヘレンへの対応におろおろする。積極的なヘレンに臆病なフーバー。脚本は明らかに二人の間にはケミストリーがあるが、性的関係がないことを表現している。
フーバーの同姓癖はトルソンと出会うことで明らかになっていく。それは脚本の2章にあたる。まだ時代は1924年。ここから物語のギアが上がる。
トルソンはまだ法学校上がりの新人。捜査局に雇用申し込みをしてきた。結果は不採用だったがフーバーが彼を雇うことにする。フーバー自身が同性愛者ということを秘密にしたいという性格から二人はけしてそのような関係になることはない。脚本で二人の関係で最も重要なことは、平穏を求める感情の縛りだ。フーバーの同性愛は映画の大きな一つであるがその扱いはほとんどのパートで薄く静かだ。またフーバーは完全な同性愛ではない。厳密に同性愛であることを他人にも、自分自身からも隠そうとした。
フーバーの抑圧された人生はエモーショナルに描かれる。特に母親に自分のすべてを告白しようとするシーンは。
女装癖に関しては1シーンでてくる。しかしその描き方は予想できないだろう。
これらくだりのフーバーは映画サイコのノーマンベイツのような精神状態に感じる(ちょっと大げさだが、おそらく今後の版では少しその傾向はトーンダウンされると予想される)。ただしこのような展開はそれほど大きく映画の割合を占めない。同姓癖に関しては事実であるか立証されていない話。これらのくだりは映画すべてを駄目にするリスクがあり、それほどの割合がないのは素晴らしいことと思える。
映画はフーバーが漫画の主人公でスーパーヒーローとして扱われることを後押しするシーン、ジェームズキャグニーが映画G-MenでFBI捜査官を演じているのをフーバーが見て喜んでいるシーンもある。
フーバーは映画スターと食事をするシーンなどセレブとしての生活を満喫しているように見える。映画パブリックエネミーズで出てきたシーン同様"フーバーは実際犯人逮捕をした経験があるのか"と問われるシーンもある。映画パブリックエネミーズとオーバーラップするシーンはこのシーンのみだ。リンドバーグの子供の誘拐事件はスリラーで映画2章から3章で描かれ楽しめるパートだ。
映画ミルクのブラックの脚本のミスは主人公を聖人化しすぎたことだ。しかし悪名高いフーバーには聖人化しようがない。ただし映画のフーバーは驚くほど良く描かれている。時に怪物を想像させるシーンもあるがブラックはフーバーを共感をもって描いている。
もしベンジャンワトンのようなCGメイクを使わないなら(注・CGメイクでいくそうです)若いフーバーと年寄りのフーバーは別キャストが望ましい。ディカプリオは好きだが20代から70代を説得力を持って演じられるかは疑問だ。フーバーはちびでデブでディカプリオはハンサムだ。それにディカプリオに権威がある人間を演じられるようには見えない。でもイーストウッド監督がディカプリオがやれると判断しているならチャンスをあげてもいいかな」
ウルトラネタバレ終わり
この記事の人はディカプリオ=フーバーが嫌みたいだ。
なお上記サイトは今はIndiewire.comと名前を変えて記事を配信中。現在 監督→ゲイなしよ。役者→キスキスバンバン、発言の中、indiewire.comが見解記事を配信
「トルソン役のアーミーハマーが"バンバンチュッチュするぜ~"発言をしたらしいけど古い脚本みたかぎりどうかな。記者をからかってたんじゃないかな」としている。
・2月5日
古いニュースだけど米・視覚効果協会賞で主演と監督の前作品がダブル受賞。
Outstanding Visual Effects in a Visual-Effects Driven Feature Motion Picture(VFX全快バリバリ映画)はインセプション(ディカプリオ主演)。
Outstanding Supporting Visual Effects In A Motion Picture(VFXがドラマに効果的に使われている映画)でヒア アフター(イーストウッド監督)が受賞した。フーバー映画の主演が主演した映画と、監督が監督した映画がダブル受賞。
ヒア アフターのVFXはマイケル・オウエンズ。イーストウッドとずっと組んでいる。オウエンズはフーバー伝記映画でCGメイクを行うとインタビューで話していた。オウエンズは昨年の視聴効果協会賞でもサポート部門でインビクタスでノミネート。CGにより3000人程度のラグビー場の観客を10万人にした。以下の写真ではおでこに傷が加えられている。CGメイクによりラグビーの試合中の傷を作っていた。今回はCGメイクで若い俳優陣を70代にまで老人化させるみたい。
のちにメイクはCGでなく、現場のメイクアップで行うこととなった。
・2月5日
180センチ レオナルド・ディカプリオ フーバー
196センチ アーミー・ハマー トルソン
182センチ ジョシュ・ルーカス リンドバーグ
199センチ ケン・ハワード ストーン司法長官
でかい。出演陣でかいぞ。主演が一番チビだぞ。
フーバーがちびでぶだから、イメージに合わせようにもさすがのディカプリオもデブは出来てもチビは無理ということで回りにでかいの揃えてチビに見せる作戦なのか?
・2月5日
Internet Movie Data Baseの作品ページの出演者欄みたらばかすか役が決まっていた。
このサイトで未掲載分だけ。
・Dylan Burns(ディラン・バーンズ)=子供時代のフーバー。
出演暦はFBIプロファイラードラマのクリミナルマインドのスピンオフ(2011年アメリカで放送開始)に"子供時代のトレバー"という役でゲスト出演。
・Larkin Campbell(ラーキン・キャンベル)=H.R. Haldeman(ハリー・ロビンス・ハルデマン)
ニクソン大統領の主席補佐官。ウォーター事件で有罪になった。ニクソンはフーバーが死去した際、フーバーの持っている秘密の盗聴ファイルを回収するために動いていた。演じるキャンベルはドラマが多くCSIや24、クリミナルマインドなどにゲスト出演。
・Roberta Bassin(ロバータ・バシン)=ルーズベルト大統領秘書(アンクレジット)
秘書が出るとするとルーズベルト大統領役もあるのだろうか。バシンはGoogleで検索してみたら最初にヒットしたのが「エイリアン・レイダース」という映画だった。
・Lea Coco(リー・ココ)=シスク捜査官(アンクレジット)
リンドバーグの子供誘拐事件を担当した捜査官。
・Brennan Coulter(ブレナン・コルター)=新聞配達の子供(アンクレジット)
・Adam Driver(アダム・ドライバー)=ウォルター・ライル(アンクレジット)
リンドバーグの子供誘拐事件の目撃者で同姓同名の人がいる。